ニュースレター

箱根大涌谷
(2007年8月号 VOL.73)

 先日、箱根の大涌谷に行ってまいりました。
そしてそこの名物であります『黒タマゴ』を頂きました。
皆さん、黒タマゴってご存知ですか?

 大涌谷観光センターさんのホームページによりますと、『延命地蔵尊を見て自然探索路を進むと左に噴煙地、右に富士山の雄大な景色・心の中は大自然の中……。
約15分で玉子茶屋。ここで黒玉子が作られています
1個食べると7年、2個で14年寿命が延びるとか……。
などと言い伝えもあり、延命長寿の黒玉子として多くの人に親しまれております。』
と載っていました。
 実は私は以前この地で黒タマゴを3個食べておりますので、すでに21年延命していることになるのです が、今回も3個頂きましたので、さらに21年、トータル42年も延命したことになります。(苦笑)

 この黒タマゴは大涌谷の駐車場そばのお店でも販売していますが、ほとんどの方は、黒たまごが作られ ている玉子茶屋まで登って行き、そこで食べています。玉子茶屋に向かう山道の途中では、頭上を出来た ばかりのたくさんの黒タマゴが入った籠が駐車場そばの店へとロープウェイスタイルでいくつも通り過ぎて いきます。
 玉子茶屋まで行くと黒タマゴを作っていました。そこには籠に入ってこれから黒タマゴになるのを待つ、た くさんの生タマゴがありました。いったい一日いくつ作っているのでしょうネ。
ところでどうして黒いのでしょう。墨の色なのでしょうか?
いいえ違います。生タマゴを湯釜でゆでると、気孔の多い殻に鉄分が付着されます。この時点ですでに黒 い卵なのですが、これをさらに蒸気でむすと、硫化水素と殻の鉄分が反応して硫化鉄となり、黒い殻のゆ でタマゴができあがるのです。
 早速、玉子茶屋で6個入り500円(塩付)の黒タマゴを購入し、その場で頂きました。中身は見た目、普 通のゆで卵と変わりませんが、味はコクがあっておいしかったです。ただ、賞味期限は2日間となってお り、後でまた食べようと買って帰った黒タマゴは、2日目には殻の色が茶色に薄れていました。そしてお味 も薄れていたように感じました。
硫黄の香りがするあの場所で出来たてを食べるから、さらに美味しいのかもしれませんネ。
結局さらに2個食べたので14年、トータル59年延命したはずです。(笑)
(大)

2007/08
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